第1回 I am a Hawaiian Cowboy '00.6.5 |
清水峰生の「平成峰生記」の記念すべき第1回のスタートである。 このコラムのタイトルは、鎌倉時代の名随筆「方丈記」をもじってホームページ制作スタッフが考えてくれたものだけど、恐れ多いことである。(笑) その背景には、僕のキャリアが40年を超えたこともあって、水戸黄門的・大久保彦左衛門的な観点から現在のウクレレや音楽について、ズバズバ斬り込んで欲しいという思惑があるようだ。 だけど、僕は現役を引退して、その世界のご意見番として苦言を呈している爺さんみたいなコラムを連載していく気は全く無い。確かにトシはとったけどバリバリの現役だからね。まだまだいろんなところから僕自身、学んでいくことがあると思っている。 そういう訳でこのコラムでは僕が現在のウクレレや音楽で感心したことや感じていることをつれづれなるままに発信していくつもりだ。(それじゃ「従然草」だけど、まあいいか) さて、今回は僕のホームページのタイトルになっている「Hawaiian Cowboy」の由来について紹介したいと思う。 このタイトルもホームページ制作スタッフが考えてくれたもので、実はハワイアンの楽曲のタイトルから来ている。そしてこの「Hawaiian Cowboy」は僕の全盛期のオハコ的な歌だった。 今はもう当時のようにあまり歌わなくなったけど、1ステージに必ずこの曲を歌い、僕自身「布哇庵牧童」と自称していた。(なもんだから、上のような肖像画があるんだな)「Hawaiian Cowboy」は非常に早口の歌でまともに歌える人が少なかった。僕とコニー・アイランダースの長島氏ぐらいだったと思う。 ハワイにカウボーイっているの?って聞かれそうだけど、実のところ、アメリカで最初のカウボーイはハワイから始まっており、「パニオロ」と呼ばれていた。 この話はまた別途詳しくするけれど、音楽好きのパニオロからパニオロ・ソングが世に出て歌われるようになった。その内の一つが「Hawaiian Cowboy」である。 オーソドックスなハワイアンしか知らない人からすると、その軽快さとヨーデル調の楽曲に驚くかもしれない。ちなみにハワイからリリースされた僕のCD「KA WAIPUNA」の最後に収録されている。 今も「Hawaiian Cowboy」の心=音楽と花を愛する心は失っていないつもり。これからも胸を張って「Hawaiian Cowboy・布哇庵牧童」と名乗っていきたい。 |
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