KAAKA きっと今の若い人は聞いたことがないウクレレだと思います。40年程前にお茶の水のカワセ楽器というところが制作していた日本のウクレレです。当時の値段で8000円位だったと思う。今の感覚だと12〜13万円くらいかな。僕が21歳の時に出会ったウクレレ。まだプロとして駆け出しの頃だったからカマカやマーチンなんかに手が出せなかった。 かなり思い切って買ったことを覚えています。これを持って※日劇のステージにも立ちました。これもMartin−style0と同じで激しいストロークでボディ上部が削げてしまっています。指の窪みまでトップに刻まれた歴戦の勇者です。 ※日劇:戦前・戦後を通じてここで舞台を踏む事は一流アーティストの証といわれた劇場。現在の東京・有楽町マリオン。 |
TAHITIAN UKULELE これはタヒチのウクレレ。4年前に購入したんだけど、出会いがちょっと面白いウクレレでね。ある日、サンディーのレコーディングをのぞいたら、このウクレレを使っているタヒチのレコーディングプレーヤがいたんだな。形も面白いし、音もよかったのでどこで手に入れたのかと聞いたら本人が自作したって言う。 「自分用にはまた作るから、気に入ってくれたのならこれを譲ってもいいよ」って事になったんです。レコーディング終了後、彼の車の中で譲ってもらいました。 ボディが面白い形をしていますが、このスタイリングは肘や膝にうまくフィットした非常に機能的なデザインになっているんです。サンディーのファーストアルバムにこのウクレレで参加しています。 |